〖短編〗アオゾラ。―101ページの思い出―



「あ…」



「符和ちゃん、二人っきりになっちゃったね!!」



先輩はわたしに、屈託のない笑顔を見せた。




その顔に、わたしはドキッとする。




先輩はなにも悪くないし、わたしによくしてくれてるのに…



わたしは先輩に対して、醜い嫉妬をしてる。



こんなんじゃだめだ。



応援してあげなくちゃ。





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