〖短編〗アオゾラ。―101ページの思い出―
「あははっ、ねーちゃんなにいってんだよ。
さっき食ったばっかじゃん!!」
「え…?あ、そ、そっか~、あははー…」
「符和…?」
「まさか、符和─────…」
「あはは、ど忘れかも!!!」
「そんなわけない、さっき食べたばかりだぞ…?」
「パパ…どうしよう、これは病院に…」
「え…?
ねーちゃんどっか悪いの?」
それから病院に行き、家族の、わたしたちの予想通りの答えが待っていた。
「先生、娘はやはり─────…」
『えぇ、若年性アルツハイマー、ですね。』