キケンな恋心
......ソワソワ......私、夜に1人で外出なんて何年ぶりだろう......
あっ、グロスもう一度塗り直そう......
沙也加が、バッグの中に手を入れた時......
「ごめんね!お待たせ」
ヒロトが仕事を終えて、急いで駆けつけてくれた。
「だ、大丈夫です!私も今、来たばかりなので......」
沙也加は急いでバッグを置き、巻き髪を触った。
「お子さん達は?大丈夫?」
「はい。今夜は実家に行っています。主人にも友達と食事に行く、と言ってありますので......」
「そっかぁ。じゃあ、今夜は『友達』になった記念に乾杯しますかっ!」
ヒロトは、にこやかに言い、店員にシャンパンを注文した。
「なんか......すみません......」
沙也加は恐縮した。
「ん?何が?」
「無理やり、お食事にお誘いしたりしちゃって......」
申し訳なさそうに言うと、
「いやいや、今夜誘ったのは、僕だよ」
ヒロトがサラリと交わした。
そこへ、店員がシャンパンを持って来た。グラスに注がれるシャンパンを見ながら、沙也加の胸はトキめいた。
「じゃあ、『友達』に乾杯!」
ヒロトが言うと沙也加も恥ずかしそうに、グラスを傾けた。
あっ、グロスもう一度塗り直そう......
沙也加が、バッグの中に手を入れた時......
「ごめんね!お待たせ」
ヒロトが仕事を終えて、急いで駆けつけてくれた。
「だ、大丈夫です!私も今、来たばかりなので......」
沙也加は急いでバッグを置き、巻き髪を触った。
「お子さん達は?大丈夫?」
「はい。今夜は実家に行っています。主人にも友達と食事に行く、と言ってありますので......」
「そっかぁ。じゃあ、今夜は『友達』になった記念に乾杯しますかっ!」
ヒロトは、にこやかに言い、店員にシャンパンを注文した。
「なんか......すみません......」
沙也加は恐縮した。
「ん?何が?」
「無理やり、お食事にお誘いしたりしちゃって......」
申し訳なさそうに言うと、
「いやいや、今夜誘ったのは、僕だよ」
ヒロトがサラリと交わした。
そこへ、店員がシャンパンを持って来た。グラスに注がれるシャンパンを見ながら、沙也加の胸はトキめいた。
「じゃあ、『友達』に乾杯!」
ヒロトが言うと沙也加も恥ずかしそうに、グラスを傾けた。