君に届いたら…
「はい、どうぞ」
ピンクのカップを、私に差し出してきた。
「あ、ありがとう……」
言いたいことは沢山あるけど、まずはお礼を言おうと思った。
だけど、それからしばらく沈黙だった。
何か発しようにも、言葉が見当たらない。
「「あの…」」
勇気を出して口にした言葉は、優人の声と重なった。
「ゆ、優人からどうぞ…」
「お、おう」
ゴホン、と一度咳をついてから、優人は話し始めた。
「加藤ゆりな、お前を今日から引き取ることにした」
あぁ、そうですか。
…
……
…………え!?
「どっどどどどどういうことですか!?」
ピンクのカップを、私に差し出してきた。
「あ、ありがとう……」
言いたいことは沢山あるけど、まずはお礼を言おうと思った。
だけど、それからしばらく沈黙だった。
何か発しようにも、言葉が見当たらない。
「「あの…」」
勇気を出して口にした言葉は、優人の声と重なった。
「ゆ、優人からどうぞ…」
「お、おう」
ゴホン、と一度咳をついてから、優人は話し始めた。
「加藤ゆりな、お前を今日から引き取ることにした」
あぁ、そうですか。
…
……
…………え!?
「どっどどどどどういうことですか!?」