コイノマエ







「あ…」




お姉ちゃんの顔が硬直する





「何?知ってる人だった?」



お姉ちゃんは私の問いかけには答えずに写真を見て何か考えこんでいる



「かのん…本当に分からない?」



「え、うん…分かんない…」



「そっか…まだ思い出してなかったんだ…」



お姉ちゃんは独り言のようにそう呟くと口を閉じてしまった





「…何?教えてよーお姉ちゃん」



「かのん」


お姉ちゃんが真剣な顔でこっちを見る


「?」


「今から言うことは今日きりにして。

そらからお父さんとお母さんには絶対に私が今から言うこと、私が言ったってこと、言わないって約束できる?」



「…そんなに深刻なことなの?」



「約束出来るの?出来ないの?」



「…する!だから教えて!」




「本当に絶対だからね」



< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

1人の私と5人の自分

総文字数/1,458

その他5ページ

表紙を見る
自分で選べよ?

総文字数/1

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る
それでも、わたしじゃだめですか?

総文字数/14,780

恋愛(純愛)56ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop