君とみた空
1


side 蒼






pppppp...


「…るせぇ。」



快適な睡眠の邪魔をする目覚まし時計の音を止め、重い体を起こす。



カーテンを開ければ嫌になりそうなくらいの快晴。



「入学式日和ってやつですかねぇ。」



そう呟いてリビングに向かった。





俺、村上 蒼は今日から高校生になる。




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