..ピエロの仮面..
松下の後ろに着いていく…。

着いた先は…青空が広がる誰もいない屋上…。

「え。屋上って閉鎖なのでは…?」

驚きを隠しきれない表情で乃々美は松下に聞く。

「あぁ。そう閉鎖中だ!でも今日はちゃんと校長の許可がおりているから安心して」

彼はそう言って微笑む…。


なんて素敵な人なんだろう。いい人とは耳にしていたが、想像を遥かに越えているではないか…。


あほだった…

「ねぇ…。今…いい人とか思っちゃったりしたっしょっ?」

と言うと学ランの牡丹をすべて外す。

「ぁ‐あちぃ‐。いい人ごっこはこれだから疲れるんだよなぁ。お前昨日見たんだろ?俺が東高の奴をボコスとこ…」

「えっ……」

急に服装が乱れたり、口調が変わったりしたから何が何だかわからなくなり戸惑う…。
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