..ピエロの仮面..
「もぅ。見られちゃってるんだから…教えてやるよ…。いいか!今の俺…松下が本当の俺自身であって…いつもクラスの奴等が見てんのは嘘の俺ってな訳さっ」
空を見上げながら松下は語り始める。
身体が凍りついた…。
嘘よ…。ありえない…。
松下の続きの話なんて聞こえなかった。
というか…聞きたくなかった…。
「…だからこのことは俺との2人の秘密なぁ」
声が聞こえた時には乃々美の目の前には松下の顔が…。
「えっ。ぅわぁ‐近い!!か、顔が近いってば…」
りんごより、トマトよりも赤々とした顔で言った。
「あっははははは……」
悔しいくらい素敵なエミ。
でもこの顔も作っているのかと思うと…松下が憎い…でも憎めない…。
「おっ帰りぃ‐。乃々!どうだった?なんか1年ではいろいろと噂になってるよ!」
笑顔で帰りを迎えてくれた華保。
「どうも、こうも、ないよ‐。それに何の噂だよ!?」
「乃々が松下クンに告られたっていう…。だって松下クンって何も、かもがパーフェクトだし。女子の中では1番人気のわりにはあんまり話そうとはしない…。松下クンが他クラスの女子を呼び出すなんて…これは快挙よ!!まさか…あの秘密のベールに包まれていた好みのタイプが乃々だったとは…1年、いや…日本が仰天よ…。」
「はぁ‐!!?」
乃々美は机を叩いて立ち上がる。
女子の視線が痛い。
「華、華保…あんた言っていることわけわかんない。そんなんじゃないし…」
慌てて否定する。
2年全クラス周りの女子は騒ぎまくる。
そして…男子たちも……だが1人だけ廊下の隅で騒ぐどころか落ち込んでいる1人の男子…。
空を見上げながら松下は語り始める。
身体が凍りついた…。
嘘よ…。ありえない…。
松下の続きの話なんて聞こえなかった。
というか…聞きたくなかった…。
「…だからこのことは俺との2人の秘密なぁ」
声が聞こえた時には乃々美の目の前には松下の顔が…。
「えっ。ぅわぁ‐近い!!か、顔が近いってば…」
りんごより、トマトよりも赤々とした顔で言った。
「あっははははは……」
悔しいくらい素敵なエミ。
でもこの顔も作っているのかと思うと…松下が憎い…でも憎めない…。
「おっ帰りぃ‐。乃々!どうだった?なんか1年ではいろいろと噂になってるよ!」
笑顔で帰りを迎えてくれた華保。
「どうも、こうも、ないよ‐。それに何の噂だよ!?」
「乃々が松下クンに告られたっていう…。だって松下クンって何も、かもがパーフェクトだし。女子の中では1番人気のわりにはあんまり話そうとはしない…。松下クンが他クラスの女子を呼び出すなんて…これは快挙よ!!まさか…あの秘密のベールに包まれていた好みのタイプが乃々だったとは…1年、いや…日本が仰天よ…。」
「はぁ‐!!?」
乃々美は机を叩いて立ち上がる。
女子の視線が痛い。
「華、華保…あんた言っていることわけわかんない。そんなんじゃないし…」
慌てて否定する。
2年全クラス周りの女子は騒ぎまくる。
そして…男子たちも……だが1人だけ廊下の隅で騒ぐどころか落ち込んでいる1人の男子…。