御劔 光の風3
覚悟を決めたのだろう、そう察してカルサも顔を上げる。
「好きにしろ。私室も構わない。」
「ありがとうございます。」
素っ気ない言葉だが配属初日にして任せてもらえたのだと理解してエプレットは動き始めた。
執務室の造り、物の配置、窓の位置、そして私室に繋がる扉の状態を確認してエプレットはカルサの私室に足を踏み入れる。
「初々しいな。」
エプレットの姿が見えなくなったところでサルスが微笑ましげに呟いた。
カルサは言葉短く同意の声を返すとサルスは楽しそうに笑いカルサを見つめる。
「上手くいきそうか?」
多分はぐらかされるだろう、そう思ってかけたものだったが反応は予想に反していたものだった。
カルサは厳しい面持ちで目を伏せると長い息を吐いたのだ。
「エプレットとは親しいのか?」
「えっ…いや?」
問われることの意味が分からずサルスはとりあえず答えた。
「…どうかしたのか?」
明らかに様子が変わったことに今度はサルスが問う。
ゆっくりとした瞬きの先にあるカルサの答えを待った。
「好きにしろ。私室も構わない。」
「ありがとうございます。」
素っ気ない言葉だが配属初日にして任せてもらえたのだと理解してエプレットは動き始めた。
執務室の造り、物の配置、窓の位置、そして私室に繋がる扉の状態を確認してエプレットはカルサの私室に足を踏み入れる。
「初々しいな。」
エプレットの姿が見えなくなったところでサルスが微笑ましげに呟いた。
カルサは言葉短く同意の声を返すとサルスは楽しそうに笑いカルサを見つめる。
「上手くいきそうか?」
多分はぐらかされるだろう、そう思ってかけたものだったが反応は予想に反していたものだった。
カルサは厳しい面持ちで目を伏せると長い息を吐いたのだ。
「エプレットとは親しいのか?」
「えっ…いや?」
問われることの意味が分からずサルスはとりあえず答えた。
「…どうかしたのか?」
明らかに様子が変わったことに今度はサルスが問う。
ゆっくりとした瞬きの先にあるカルサの答えを待った。