御劔 光の風3
「あの子のこと、頼みます。」
深々と頭を下げて気持ちを伝える、ナルは自分の願いを誠意ある態度で示したかった。
ラファルは頭を下げてそれに答え、やがて空間は歪み元の彼女の部屋へと戻ってきた。
「ナル!」
最初に出迎えたのはナルの衛兵である紅の声、ナルはその声に笑顔で答えた。
「あら、紅。」
「びっくりしたわ!なんや静かやと思たら…何かやってたんか?」
「少しお話をさせてもらっていたのよ。」
座ったままナルは紅を見上げ、紅は不思議そうにナルとラファルを見比べる。
「話て…ラファルと?」
紅の言葉にナルは微笑むだけだった。
ありがとうございましたとラファルに頭を下げ、立ち上がる。
その表情は厳しいものにかわっていた。
「紅、この城の…この国の強化をします。」
「強化?」
「貴女だけに教えるわ。付いてきなさい。」
ナルは紅の返事を待たずに歩きだした。
深々と頭を下げて気持ちを伝える、ナルは自分の願いを誠意ある態度で示したかった。
ラファルは頭を下げてそれに答え、やがて空間は歪み元の彼女の部屋へと戻ってきた。
「ナル!」
最初に出迎えたのはナルの衛兵である紅の声、ナルはその声に笑顔で答えた。
「あら、紅。」
「びっくりしたわ!なんや静かやと思たら…何かやってたんか?」
「少しお話をさせてもらっていたのよ。」
座ったままナルは紅を見上げ、紅は不思議そうにナルとラファルを見比べる。
「話て…ラファルと?」
紅の言葉にナルは微笑むだけだった。
ありがとうございましたとラファルに頭を下げ、立ち上がる。
その表情は厳しいものにかわっていた。
「紅、この城の…この国の強化をします。」
「強化?」
「貴女だけに教えるわ。付いてきなさい。」
ナルは紅の返事を待たずに歩きだした。