家庭内逆ハーレム!?〜前編〜
さっきよりは呼吸が楽なようでスヤスヤ寝息を立てている
それを見て安堵に肩を楽にする
彼らは一体誰が看病してくれたんだろう?
ふとそんな疑問が浮かぶ
あたしは熱を出せばママは休んだり仕事の後に病院へ連れて行ってくれた
昼間は流石に1人の時もあったけど
少なからず安心感はあった
だけど母親のいない彼らは誰に甘えたんだろうか
流石に父親に母親の代わりは無理だろうし
そう思いながら目の前にいる彼の頭をそっと撫でる
さらさらだなこんにゃろー
じゃなくて......
すると彼の口からお母さんと声が漏れた
チクっと胸が痛んだけど何もできなかった
あたしがそこまで踏み込むのもどうかと思う
いつか話してくれると言いけどな