ツンデレくんをくれ!
その前まではけっこう話せていた。話しかければ笑顔で答えてくれたし、話しかけられたことも何回かあった。それだけで嬉しかった。
なのに、突然あたし達の間の会話が全くなくなり、それどころか挨拶も交わさなくなった。目も合わせてくれなくなった。
そのことに気づいたのは最近のことだ。噂があたしの耳に入ったのは、それからしばらくしてからだ。
(あたしは男子と部活以外でほぼ関わりがないためだ)
噂というものは本当に恐ろしい。
それ以来、あたしは小杉くんに無視されっぱなしである。
「あたし、まだ告白してないのに……」
告白する前から振られた気分だ。告白する気なんかとっくのとうに失せているけど。
「てかまあ、本人に確認しない小杉くんも小杉くんだね。これが誤解だったらどうすんだろ」
「まあ、先輩から聞いちゃえば信じちゃうやろ。しかも奈子も認めちゃったし、それも伝わっちゃったんやない?」
「何この、排出だけ無駄に伝達が早いシステム」
需要は全くあたしの元に来ないというのに!
なのに、突然あたし達の間の会話が全くなくなり、それどころか挨拶も交わさなくなった。目も合わせてくれなくなった。
そのことに気づいたのは最近のことだ。噂があたしの耳に入ったのは、それからしばらくしてからだ。
(あたしは男子と部活以外でほぼ関わりがないためだ)
噂というものは本当に恐ろしい。
それ以来、あたしは小杉くんに無視されっぱなしである。
「あたし、まだ告白してないのに……」
告白する前から振られた気分だ。告白する気なんかとっくのとうに失せているけど。
「てかまあ、本人に確認しない小杉くんも小杉くんだね。これが誤解だったらどうすんだろ」
「まあ、先輩から聞いちゃえば信じちゃうやろ。しかも奈子も認めちゃったし、それも伝わっちゃったんやない?」
「何この、排出だけ無駄に伝達が早いシステム」
需要は全くあたしの元に来ないというのに!