凪とスウェル
「無人島?うそっ。行きたい」


『でもお前、手伝いあるんだろ?』


「手伝いは朝早いのよ。何時に出発する?」


『んー、10時半頃かなー?』


「それなら大丈夫!」


『んー、じゃあ10時半にウチに来て』


「わかった!」


『じゃあ、明日』


「うん、じゃあね」


震える指でピッと携帯の通話を切ると、思わず顔がにやけてしまった。


これって…。


デートってやつじゃないのーーー?

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