凪とスウェル
隆治がシャワーを浴びている間に、あたし達三人の食事も終わり。


片づけをしていた頃、隆治がやっとシャワーから出て来た。


「おはよ。ご飯食べれる?」


「うん。大丈夫」


あたしは隆治にご飯と、お味噌汁を出した。


「いただきまーす」


そう言って食事を始める隆治の向かいに、あたしも腰掛けた。


「なぁ。俺、どうして昨日お前の部屋で寝てたんだ?」


「え…?」


「一緒に部屋で飲んでたところまでは覚えてるんだけど…。

その後の記憶がない」


うっ。


コイツ、昨日のこと覚えてないの?


し、しし信じられないっ!


「隆治、飲み過ぎたのか、すぐに寝ちゃったのよ」


「まじで?じゃあお前は俺が寝ていた部屋で寝たの?」


「う、うん。まあね」


「そうか。悪いことしたな」


隆治の言葉に、あたしは苦笑いするしかなかった。
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