凪とスウェル
あたしを抱きしめる隆治の腕が、少し震えている。
怖いのかもしれない。
あたしがいなくなる夢を思い出して…。
「大丈夫。ちゃんと起こすから…」
そう言ってにっこり笑うと、隆治はほっと息を吐いた。
「じゃあ、寝ようか」
「あぁ…」
「隆治」
「ん?」
「ゆっくりでいいから、考えてみて…。
あたしは待てるから。
隆治の気持ちがわかったから、今はそれだけでも充分幸せだよ」
「すず…」
「大好きだから…」
「うん…。俺も…」
あたし達は、これでもかとぎゅっと互いを抱きしめた。
冷たかった布団も、いつの間にか暖かくなっていて。
あたしは隆治の腕に包まれながら。
いつの間にかぐっすりと眠っていた。
怖いのかもしれない。
あたしがいなくなる夢を思い出して…。
「大丈夫。ちゃんと起こすから…」
そう言ってにっこり笑うと、隆治はほっと息を吐いた。
「じゃあ、寝ようか」
「あぁ…」
「隆治」
「ん?」
「ゆっくりでいいから、考えてみて…。
あたしは待てるから。
隆治の気持ちがわかったから、今はそれだけでも充分幸せだよ」
「すず…」
「大好きだから…」
「うん…。俺も…」
あたし達は、これでもかとぎゅっと互いを抱きしめた。
冷たかった布団も、いつの間にか暖かくなっていて。
あたしは隆治の腕に包まれながら。
いつの間にかぐっすりと眠っていた。