電車のカレ



耐えろ、耐えるんだ私…!


そして、再び電車が止まった。


今回は降りる人が多い。


でも、降りる人が多くても乗る人も多いから、意味がない。



人の流れで電車の入り口付近まで移動してしまった。


人が流れ込んでくる。


たくさんの人が。



今度は奥へと押し込まれていく。


下を見ると人の足がたくさんあり、中々踏ん張ることができない。


反対の扉まで押し込まれたその時。



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