バスケ部員と同じ屋根の下
男の子の千影君と同居なんてやっぱり無理無理…



向かい合わせに座り無言で朝食を食べる。




「…あのさ…美亜」



千影君が私の名前を呼ぶ。


鼓膜に残る甘い余韻は何?



「…私…やっぱり…千影君と一緒に住むなんて無理…」



「はぁ?俺…まだ…何もしてないじゃん」



「何かするつもりでいるの?」



「…母さんに美亜に手出したら…即…責任取って結婚しろって言われてんだ…手なんて出せねぇよ」




「けけけ、結婚!?」




「…嬉しそうだな…」















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