バスケ部員と同じ屋根の下
購買で買ったパンを持って屋上のベンチで二人だけのランチ。



青空の下でのランチなんてちょっとしたピクニックのよう。



「…あの調子だと…お前…いじめられそうだったから…最初にガツンと言ってやったんだ…感謝しろよ」



「あ、ありがとう…」




千影君は先読みして…私を気遣ってくれたんだ…



「千影君…モテるよね」



「…モテるのは認めるけど…彼女はいないから…」




「いないの?」



「何だか嬉しそうだな…」



「べ、別に…嬉しくなんて・・・」



「今は女の子よりもバスケに夢中」



「バスケ?」



「俺…バスケ部なんだ…お前…マネージャーしろよ」


「はい?」





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