[GL]キミとワタシが付き合うまで。


「おーい、ふに?

どした?」



「あ、なんでもない、です…」



どうすればいい?


ワタシは、女の人に恋をしてしまった…!





(ワタシって変態なのかな…)





はぁ、とため息をついてうなだれたとき。



「ほらっ、コレ食べて元気だしなよ!!」



目の前にずい、と出されたのは、飴玉だった。



「わぁ…リンゴ味…!」



この種類のリンゴ味は珍しい。

…って、なんでこんなこと知ってるかというと。



ワタシ、飴が大好きなのです!!




「由真川さん、ありがとう!!

この飴とっても少ないよね!!

一度食べたかったんだー!!

ほんっとうにありがとう!!」



ワタシは、自然と笑みを浮かべてたことだろう。




「あ、あー…うん。」




「はむっ…んー♪

おいひー…!!



って…あ、ご…ごめんなさい!ワタシったら浮かれちゃって…!!」




恥ずかしい…!!



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