[GL]キミとワタシが付き合うまで。



─────────
──────
───…




「…」

「…」



ど、どうしよう


喋ることがない…………!



こうなるって分かってたのに、何で断んなかったんだ自分!!



「…なー、なんかしゃべれよ。」

「へ、ふぇぇ!?

何かしゃべれと言われましても…」

「ははっ、ふぇってなんだよ。

つか、同学年だしタメでいいから。」

「あっ、はい…っじゃなくて、うん。」

「言ったそばからかよ。」


そう言って、蓮井君は笑った。


なんだか、この話の流れ…

前に棗ちゃんと話した内容に似てるな。



そう思ってると、突然蓮井君が話しかけてきた。



「…もしかして、さ。

今、好きな奴のこと考えてたりしたろ。」

「なっ…!!

何で分かるんですか!?」

「あ、やっぱり?」


あぁぁぁぁしまった…墓穴を掘ってしまった!!!


< 35 / 37 >

この作品をシェア

pagetop