如月魔法学園 津瀬部!
皆がそう言ってくれた。

─ありがとう。

自分の命にだって関わることなのに…。

なのに、私を認めてくれるなんて。

「…なぁ。麗華。

眼鏡とって、素顔を見せてくれないか?」

突然、龍樹がそう言った。

「眼鏡?いいけど。」

私はそう言って

─カチャリ

眼鏡を外した。

「ボヤボヤする…。」

目の前が水彩絵の具をボヤかしたかのような感じ。

すると、その色が一部、肌色から桜色に変わった。

─カチャリ

慌てて眼鏡をかける。
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