如月魔法学園 津瀬部!
色が変わった正体。

─それは

「龍樹?優翔?煌太?宇宙先輩?どうしたんですか?」

男子勢だった。

「なんでもねぇ。」

「なんでもないです。」

「なんでもないないからなっ!」

「なんでもないよ?」

皆、慌てて否定をする。

「?なんでもないなら別にいいんですけど…。」

…たぶん、私の顔が気持ち悪すぎて熱でも出たんだろう。

自分で言っておきながらショックだ。

「…いいな。宇宙に照れてもらえるなんて。」

そんな言葉が璃恋奈さんの口から聞こえた。

宇宙先輩が照れた?

誰にだろう?
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