如月魔法学園 津瀬部!

「─で、璃恋奈さん、その荷物はなんですか?」

取り合えず、鮭は焼き終わったから温蔵庫にいれておき、璃恋奈さんの話を聞くことにした。

「あのね、実は…私、もともとここに住んでたの。」

「「え?」」

この部屋にってこと?

「…びっくりしたわよね?
それで、理事長から『いきなり先輩と相部屋だと、びっくりするから、部活で知り合うまで部屋を出ておきなさい。』って言われて部屋を出てた、って訳なの。」

「…璃恋奈さん、ごめんなさい。」

「璃恋奈さん、すみませんでした。」

私と葉月は璃恋奈さんの話を聞くなり、土下座をした。

「え!ちょっとちょっとっ!顔あげてよ~!」
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