如月魔法学園 津瀬部!
─ビビーッ

「…最悪。」

さっきは綺麗に剥がれたのに…!

2つ目の段ボールは、ところどころ、表面が剥がれ、酷いありさまだ。

「…たまたま失敗しただけだよね。…うん。」

そう、自分で自分を励まし、段ボールを開けた。

「……なに………コレ……。

きれーっ!」

段ボールを開けると入っていたのは、透明だけれども、コロコロと色合いが変わる、魔法石のネックレス。

その脇には、お母さんからの手紙があった。
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