如月魔法学園 津瀬部!
私の言葉を聞いて、「でも…」と泣きそうな表情をする葉月。

「いいの。結局、この学園に…。

…“津瀬”の血が流れるこの学園にいる限り、“津瀬”の呪縛からは逃れられないから。」

そう…。

この学園にいる限り、嫌でも“津瀬”から逃れることはできない。

……正確には、“私が生きてる限り”。

「そんなことより、この霊力…どうしたらいい?」

私の突然質問に「え?」と戸惑いを見せた葉月。
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