如月魔法学園 津瀬部!
もしかして、スパイ…?と思いながら、彼女の心を…頭を読んだ。

─はずだった。

読めなかったのだ。一つの情報も。

その上、彼女は俺の視線にも気づいた。

俺よりも霊力が高い人にしか分からないはずなのに…。

─…もしかして、津瀬本家のお嬢様なんじゃないか?

“あの”津瀬本家のご令嬢、津瀬 麗華様なのでは。
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