如月魔法学園 津瀬部!
「トールに水を?」

私が言ったことに疑問を持ったらしいウォーリュが聞き返してきた。

「はい。お願いします。」

「分かった。雨でいいか?」

納得してくれたウォーリュ。あ、今更だけどウォーリュはニックネームね。

「はい。」

私の返事を聞いてウォーリュは、雲をトールの上に集め、雨を降らせた。

─しかも、ゲリラ豪雨を。
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