如月魔法学園 津瀬部!
「ウォーリュ、もういいよ。水止めて。」

私がそう言うと、ウォーリュは大人しく雨を止ませた。

雨がやんで、開けた視界には、トールと一緒に丸焦げになった地面があった。

「…トール、ごめんなさい。」

きっと、この地面以上に痛い思いをしたんだよね。

私がそう小さく呟くと

「治癒。」

地面がシューッ、という音をたてて修復された。

「麗華、おつかれさま。」

「麗華。ありがとう。おつかれさま。」

「麗華ちゃん…。おつかれさま。凄かったよ。」

「おつかれさまです。魔法、凄かったです。」

「麗華、お前凄いな!あんな神出せるなんて!」

「…本当なんだな。言ってたこと。

……………おつかれ。」

皆、次々に声をかけてくれた。


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