彼と私~First:世界で一番の魔法~
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運命の日
雲一つない澄み渡った青空からさんさんと照り付ける陽光が、うだる暑さを引き起こす。
夏休みと言えども、この異例の暑さには何処かに行く気力すら吸い取られてしまう。
そんな時はひんやりとしたフローリングに身体を預け、手足を伸ばすのが得策というものだ。
「はぁ~……気持ち良い」
身体に溜まった熱が引いて、暑さにやられてぼんやりしていた頭がはっきりしてくる。
そういえば、宿題で作文が出てたっけ。
テーマは『世界について』なんて漠然としたもの。
面倒臭いなぁ。
とは思いつつも早く済ませてしまおうと重い身体を起き上がらせ、机に向かった。
夏休みと言えども、この異例の暑さには何処かに行く気力すら吸い取られてしまう。
そんな時はひんやりとしたフローリングに身体を預け、手足を伸ばすのが得策というものだ。
「はぁ~……気持ち良い」
身体に溜まった熱が引いて、暑さにやられてぼんやりしていた頭がはっきりしてくる。
そういえば、宿題で作文が出てたっけ。
テーマは『世界について』なんて漠然としたもの。
面倒臭いなぁ。
とは思いつつも早く済ませてしまおうと重い身体を起き上がらせ、机に向かった。