secret love☆
隙がありすぎる?

私の事だよね。


「隙なんてないですよ・・・」

なんか「頼りない」といわれたみたいで、
思わず言い返す。


信号が青に代わり、間もなくして私のマンションの下に停車する。


「アイツに絡まれても、上手く空かせるんだろうな?」


溜め息混じりの霧澤さんの言葉は、なんか冷たい。


『ナイトが、側で守ってくれんだろ?』


社長の言葉がよぎる。

守ってもらうだけじゃ、だめだよね。


「私、霧澤さんに迷惑かけないように頑張りますから」
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