secret love☆
はっ!!

もしかして、これをされちゃうのが、私の隙?


「仁くん!ダメっ」


鍛えられた胸板を押し返す。


「あ~、やっぱ結希ちゃん可愛いわ」

爽やかなアイドルスマイルを私に向けて、やっと二人の距離が出来た。


「仲いいねぇ~、美男美女でお似合いだし」


そう冷やかすのは、今日の撮影の監督。

「二人はカジュアルモードだから、そうゆう感じの雰囲気でもっていこう」


この雰囲気を、撮影・・・


このフレーズは、何やら嫌な予感がした。
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