secret love☆
「ねぇねぇ、結希ちゃん!俺の見て!」


仁くんは、左腕に着けた腕時計を私に向ける。

メンズ物は、少しゴツゴツしてるデザイン。
でも、仁くんの鍛えられた腕には、とても似合っている。

「かっこいいですね。仁くん、すごく似合ってますよ」


私は、素直に誉めたのに、仁くんは少し浮かない顔だ。

「仁くん?」

「結希ちゃん、敬語・・・やめてくんない?」

あっ・・・

でも、私より芸歴も年も上なのに・・・

「今日はとりあえず、いちゃいちゃ設定だから、やめよ?」


今日は・・・か。

「は・・・うん!わかった!」


私は、すぐに返事した。
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