secret love☆
チラリとみえたかけ時計。

生番組の時間はとうに過ぎていた。



穴あけちゃったなぁ・・・

申し訳無さと、悔しさで目に涙が溜まる。



すると薄いカーテンが開かれ、瀬口さんが顔を出す。




「その点滴が終わったら、自宅に戻るぞ」


「はい・・・すいませんでした・・・」



私は落ち込んだ気持ちで、瀬口さんの車に乗り込み、自宅へ向かう。



車中、瀬口は『無理をさせ過ぎた』と話していた。


私は自分の体調管理不足と不甲斐なさで、申し訳なかった。
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