secret love☆
「・・・って、いうわけで流れはこんなかんじかな?ヨロシクね、結希チャン」
私は、今度の特番の打ち合わせをとあるカフェで行っていた。
「よろしくお願いします。頑張ります」
あんまりバラエティーは得意ではないが、仕事は仕事。一生懸命がんばるのみ、なのだ。
ひとしきり話が終わり、担当デェレクターさんは、忙しいため足早に去っていった。
「香坂、それ飲んだら行くぞ」
「はいっ」
私もこの後、まだ仕事が残っていた。
でも、少し・・・
ゆっくりしたいなぁ・・・
私はキャラメルマキアートを飲みながら、だて眼鏡の奥から、辺りを見渡した。