こちら、なんでも屋でございます【3】
「ど、どういうこと…ですか…ッ」
私はやっと言葉を振り絞ることができた。
沙羅と名乗った人は淡々としゃべり続けた。
それはこのような内容だった。
「あちらにいるのは斎藤なつき。なつめさんの双子の弟さんです。そして本当の事を言いますと、なつめさんは失踪した次の日に殺されていました。」
鈍器で頭が殴られたようだった。
何も考えられない。
どういうこと?
あれはなつめさんの弟でなつめさんは殺されて…