first kiss …parallel world.
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随分と懐かしい夢を見た。
高校二年の記憶。
困ったように微笑んで私の頭を撫でるのは、悠成ではない。
調子に乗った私は彼に抱きつくけど、肌の冷たさに驚いた。
それでもいい…と顔を近づけキスをせがもうとして、夢から覚めた。
忘れたりしない…インパクトが強烈すぎるんだ、未来のことは。
不思議だった。
いきなりやって来て、風のように やはり突然去っていった男の子。