腹黒王子様?!


女子達に散々言われた挙句、横山は俺たちに背中を向けて1人歩き出そうとした。

ーーーチャンスだ。

横山の腕をガシっと掴むと、一瞬シーンと静まり返る空間。

「一緒に帰らないの?」

そうしたら俺はこの嫌な空気から逃げられる。
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