やくたたずの恋
「影山ちゃん、これはヒヨコちゃんのお手柄じゃないの?」
悦子は肘で恭平をつつき、口を横に広げて笑う。
「よかったわねー、お嬢ちゃん。これで影山ちゃんとの結婚に一歩近づけたわね!」
「えっ、そうですか? 嬉しいです!」
褒めてほしい犬のように、雛子がしっぽを振っている。それはさっきまでの悪魔のしっぽではなく、黄色く可愛いヒヨコのものだ。
だがこれ以上、雛子を調子に乗らせる訳にもいかない。恭平は音を立てて椅子に腰を落とし、大きく息を吐き出した。
「お嬢ちゃん、あのな、あんたがどんなに俺のために働いたところで、俺は絶っっっっっ対に、あんたとは結婚しないぞ」
「えっ? どうしてですか?」
「それは、お前がBカップだからだよ!」
悦子は肘で恭平をつつき、口を横に広げて笑う。
「よかったわねー、お嬢ちゃん。これで影山ちゃんとの結婚に一歩近づけたわね!」
「えっ、そうですか? 嬉しいです!」
褒めてほしい犬のように、雛子がしっぽを振っている。それはさっきまでの悪魔のしっぽではなく、黄色く可愛いヒヨコのものだ。
だがこれ以上、雛子を調子に乗らせる訳にもいかない。恭平は音を立てて椅子に腰を落とし、大きく息を吐き出した。
「お嬢ちゃん、あのな、あんたがどんなに俺のために働いたところで、俺は絶っっっっっ対に、あんたとは結婚しないぞ」
「えっ? どうしてですか?」
「それは、お前がBカップだからだよ!」