壁ドンという名の新しい魔法を発見した。


―――――――――
―――――――


「下降-ディスセント-。」


ヒューと音を立て、家の前に降りる。


「着いたよー?」


桐沢に伝えると、お腹から手を放してくれた。

箒から降り、家に入ろうとすると、ガシッとまた腕を掴まれた。


「えっと…なにか?」


早く逃げたいな、と思うのだけれど?


桐沢は何も答えず、あたしを壁の方に持っていき、
またまた壁ドンの状態に。



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