ワガママ狼男と同居始めました。
キセルなんて、ここだけ江戸時代だ。
「綿菓子以外はなかなかうまかったな。
ヒトもなかなか面白い……。」
「そりゃ良かった。」
「志木はいつから仕事なのだ……?」
「うーん……。あと30分だな。」
「30分か……。」
「丙はこのあとどうする?帰るんなら鍵渡すけど……。」
「いや、少し残ってみるよ。あの娘とも遊びにいくと約束したしな。」
「分かった……。もう俺行くから。変な男に気を付けろよ?」
「分かっている。」
そう言ってキセルを美味しそうにふかした。