ワガママ狼男と同居始めました。
振休明け。
学校。
「ねぇ!紅葉ぁ!」
朝からハイテンションの岡田ちゃんが私にタックルする。
「いった……。何よ!」
すると、私の耳元でコソッと話した。
「今週の日曜日さぁ、小野寺くんと霧島誘って遊びにいかない?」
「えっ……!!」
志木と霧島くん!?
「よりによってなんでその二人?」
「よりによってじゃないよー!
その二人だから誘うの!」
「……でも派手女子グループが許さないんじゃない……?」
「そんなのその子達も誘うに決まってんじゃん!」
「えっっっ!!!」
いつもながら岡田ちゃんの肉食思考にはかなり驚く。
「派手な子達と、あたしと、奏と、紅葉と、小野寺くんと霧島!」
「比率がヤバい……。」
「そんなのあの二人なら気にしないって!」
志木と遊ぶ……か……。