ワガママ狼男と同居始めました。




「小野寺くんっ!今週の日曜日遊びにいかない?」


昼休みになり、朝に誘いまくった派手な子達と私と奏と岡田ちゃんでまず志木を誘う。


派手ッ子たちは、さすが女子高生というだけあって、2人しか予定が空いていなかった。



志木がホントのホントに一瞬私を見た。



「……日曜日か……。」


悩んでいるポーズをする。


いっつも日曜日なんてソファーで寝っ転がってるだけのくせに。


どうせ今志木はどうやって断るかを考えているんだろう。



「……日曜日は霧島とカラオケ行く約束してて……。」


「ちょうどいい!霧島も誘う予定だよ!」


「えっ……そうなの……?」



志木ってば霧島くんと遊ぶ約束なんてしてたのか……。


どちらにせよ地雷踏んだな……。



「霧島ー!今週の日曜日、遊びにいくのうちらも混ぜて~」


「おっ!いいねいいね!!」


遠くにいた霧島くんが高速で飛んできた。


「俺らハーレムじゃんか!」


「ハハ………………。」



よしっ!

日曜日は志木にいつもとちょっぴり違う私を見せてやる!






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