ワガママ狼男と同居始めました。
「ただいまー」
「おかえー」
リビングに入ると、志木はもう狼になっていた。
志木を見て、日が短くなったと感じるって、なんか変な感じだ。
「お弁当の中身変えようかな……。」
「なんで……?」
「今日霧島くんに指摘されて……」
「今日だけだろ?」
「でも…………」
「これ以上面倒増やさなくていいよ。」
「…………そうだね……。」
志木が大あくびをして、前足の上にあごを乗っけた。