ワガママ狼男と同居始めました。




「ただいま……。」



リビングのドアを開けると、ソファーに座る志木がこっちを見た。


目が腫れているから顔を伏せた。



あれ、何にも言わない……。


顔を上げると、目の前に志木がいて驚いた。



「霧島に何された……。」



「え……。何された、って……?」

霧島くんといたこと知ってたのか……。




「目が腫れてる。泣いたんだろ?
あいつに何されたんだ……!」


志木、勘違いしてるし……。



「告白された。」



志木がなんとも言えない嫌そうな顔をした。





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