ワガママ狼男と同居始めました。




翌日。
昼休み。



今日は珍しく女どもがいない。

霧島含め、数名の男子とメシを食っている。



「……なぁ、小野寺。」


霧島が話しかけてきた。


「……何。」


「……お前さ、好きな人とかいないわけ?」


「あ、それ俺も気になる……。」

「お前モテるくせに彼女いないもんな。」



紅葉…………



「特にいないんだよな……。」


「まじかよ……!」


「じゃあ、このクラスで一番ありなのは!?」

「お前のこといっつも取り囲んでる女子はレベル高いよな……。」



「そうか……?」


「うわ、言うねぇ……!」



ここで「藤間」と答えたら、どうなるだろう……。






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