ワガママ狼男と同居始めました。




「俺をあんまり欲求不満にさせんなよ?」


確かに少しずつ発散させないと、

今日以上の爆発もありうるわけだ。


「分かったよ……。」


「分かればいい。

じゃあとっとと飯作れ。」



よくよく考えれば、私の方が膨大なストレスたまってるよ……


あなたの理不尽なワガママに文句も言わずに答えているんだから……!



そんな繊細な私の傷心に気づくわけもなく。



狼男は気持ち良さそうに伸びをするのであった。





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