ワガママ狼男と同居始めました。
満月の日。
結局昨日は帰ってからもなんにも話せなかった。
それにもうそろそろ起きないと学校に間に合わない……。
志木の部屋のドアをノックする。
「志木ー?学校……。」
すると、ドアがほんの少し開き、志木の顔が半分出てきた。
志木と目が合っただけでドキドキし始める。
「……学校行かないって言ったろ?」
「でも…………ご飯も作ったし……。」
「いいか?今日一日、俺の部屋に絶対近づくな。絶対だ。飯もいらん。」
「志……」バタンッ
自分の言いたいことだけ言ってドア閉められた……。
やっぱり何かある……。