ワガママ狼男と同居始めました。
<学校・昼休み>
「紅葉、お弁当どこで食べる?」
「教室で良くない?」
「あ、私達購買行ってくる!」
私は奏と岡田ちゃんたちと一緒にお弁当を食べる。
中身がおんなじことを悟られないように、志木とは出来るだけ離れて食べる。
志木は、というと、派手系の女の子達に周りを囲まれながら、霧島くんとその他数名の男子とお弁当を食べる。
「小野寺くんのお弁当はお母さん?」
「そうだよ?あんまり美味しくないけどね。」
持っていた箸を折る。