この想いを声に。



抵抗するけれど、
男の子の力に勝てるはずもなく...


あっというまに校門の外へ。



怖いよぉ。


わたしは目をぎゅっと瞑る。



「神楽...目ぇあけないと
 危ないよ?」



そ、そんなこと言われても。


怖いよ...


雨の音さえ、怖いのに。


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