今でもキミを。
■出逢い
Prologue
「…眠い…」
高校生活を始める、大事な入学式。
だけど私は、まるで緊張感がなく
睡魔に襲われウトウトしていた。
出会いはこの時だった。
「わっ」
「あ、ごめんなさい!」
隣にいた、同じクラスの男の子の肩にぶつかってしまった。
「大丈夫だよ」
この時の彼の笑顔は、今もまだ覚えている。
きっと、これからも忘れる事はないだろう。
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